護身グッズの使用上の注意点

数ある護身グッズですが、我が身の安全を守る目的で購入して身につけたとしても、ひとたび使用法を誤ると危険と隣り合わせになってしまいます。


護身グッズは、何と言っても犯罪者を攻撃するために作られたものですから、攻撃力も様々です。
使い方を十分にマスターし、攻撃するつもりが自分に向けられないよう、訓練しておくことも必要です。


何より、護身グッズにはどのようなタイプがあるのか、良く知ることも必要です。


まず、簡単な護身グッズのひとつとして、「防犯ブザー」があります。
防犯ブザーは、小学生がランドセルにつけていたり、夜に出歩く女性が持っていたりします。


この防犯ブザーは、実験によると50メートル離れると、音が聞こえないそうです。
周囲に何もなく、無音に近ければ聞こえるかもしれませんが。
大抵被害に合う状況は、夜の人気のない場所なので、雑音にかき消されることはなさそうですが、どこまで聞こえるのかは、試してみた方が良さそうです。


そして、攻撃力が強い護身グッズには気をつけましょう。
「催涙スプレー」は、風下に自分が立たないなどの注意が必要です。
しかし、とっさの出来事に、どこまで対応できるかは訓練次第です。


訓練しておけば、頭の片隅に「風下は危険」とあれば、ふと思い出す場合もありそうです。
また、催涙スプレーには噴霧タイプと水鉄砲タイプとがありますので、噴霧タイプを使用の際に飛び散りの範囲を、確かめておく必要があります。


「スタンガン」は電気ショックなので、水には十分気をつけましょう。
少しだけ痛い思いをさせて攻撃したい程度だとしても、相手が雨などで濡れて皮膚を露出している部分には、電気を当てないようにしましょう。
高電圧によって、ショック死させてしまう恐れがあるからです。